今日はことばの教室の面談がありましたが、毎週の通室は私が行っているので妻が話を聞いた方がいいと思い任せました。
話は変わってちょっと前の記事ですが、全国のお祭りや行事で消滅したものが100件以上あることが調査によりわかったとYahoo!に出ていました。
都道府県が指定する無形民族文化財での話みたいなので、そうでないものも含めると、こんな数じゃないですよね・・・。
理由はいろいろでしょうが、一番はやはり担い手不足でしょう。。。
特に田舎は人がいなくなる一方ですからね。
広島の私の実家がある地域もまさにそんな感じだと思います。
私が子供の頃、毎年11月に『亥の子』という伝統行事がありました。
いのこと読みます。
ご飯をつくったりは大人がやりますが、それ以外の準備と当日の運営は子供のみで行い、最上級生が下の子たちを仕切ります。
家々をまわって、安全と繁栄を祈る歌を歌いながら縄でつながれた石をつき(庭に穴を開けます!)最後にそこに折り紙を小さく切ったビラをまきます。
そして竹と折り紙で作った御幣(ごへい)を渡して、寄附をもらうのですが、これは最後に仕切り役の最上級生の裁量で皆に分配します。
確か小1で初めて参加したときは500円でしたが、嬉しかったですね。
当時はまだ500円玉はなくて札でした(^_^;)
頑張った分だけ金額が増えるといった情報(デマ?)があり、アピールしていました。
私たちが最上級生になったときにちょっとした事件が起きたのですが、当事者が故人になってしまっているので、ここに内容を書くのはやめておきます・・・。
私たちよりも下の世代になると、子供の人数が随分減ってしまい、子供たちだけでは運営できなくなったので、大人もいっしょとにやっていたようです。
その後、どうなっているのか母に聞いてみたのですが、子供が「少ない」ではなく「いない」ので、やらなくなったそうで。。。
それを何年か前に勝手に復活させた人がいて、ひと悶着あったみたいですが。。。
あとは、1月にとんど(焼き)というのがあって、田んぼの真ん中に長~い竹で大きな塔みたいなものをつくり、それに火をつけて焼きます。
その時に正月に書いた書き初めや昨年買った御守り、破魔矢などをいっしょに燃やして、皆の健康を祈願します。
燃えて崩れたあとの火で餅を焼いて食べるのですが、近づくとかなり熱いので、竹の先に挟んで遠くから焼きます。
うまくやらないと先が燃えて餅ごと消失してしまいます(><)
餅は焦げたり炭がついたりで美味しくはないのですが、これを食べると一年間元気でいられるとのことで。
実際には、お母さんやおばあちゃん方が作るうどんの方が楽しみでしたね♪
寒い中で食べるうどんは美味しかったです。
このとんどは今も何とか継続しているようですが、そのうち竹の塔を組める人がいなくなったらやめざるをえないかと・・・。
昔とは人の構成もですが、生活や考え方もいろいろと変わってしまっているので、仕方がないんですかね。
時代の流れといえばそれまでですが。。。