今日は成年後見の指定研修で、テーマは「法人業務適正検討
有識者会議から見たリーガルサポート」でした。
リーガルサポートというのは、後見の仕事をしている司法書士の
大多数が所属している団体です。
指定研修というのは、後見人候補者として家庭裁判所の名簿に
搭載されるために、更新をおこなうための必修研修です。
いわゆる第三者委員会の委員である弁護士さんと元銀行の
検査部の方が講師でした。
専門職後見人の不祥事(横領)は親族後見人と比べると
極めて少ないものの、残念ながら増加しています・・・。
職業としてやっている以上、数段上の倫理観が求められるし
備わっているはずなのですが、第三者委員会の見解では
司法書士だからといって当然に成年後見人の業務の知見を
備えているわけではないとのことで、これは繰り返し発言されて
いました。
また、リーガルサポートの悪い部分、甘い部分をバッサバッサと
斬っていました。
期待の裏返しでもあるのでしょうが、オブラートに包みながらも
歴代の執行部にとっては耳が痛い発言が次々とされていました。
ある意味、今までには例を見ない斬新な研修でしたね。
役員といっても、ほぼボランティアでやっているようなものなので
そこまで言われても・・・というのはあるでしょうが。。。
しかし、そこは組織である以上言い訳無用です(><)
私も来月には司法書士会の役員になるわけで、自戒をこめて
話を聞きました。