今日は特別研修の裁判傍聴に行きました。
グループ研修のチューターに選ばれる前の数年間も傍聴の
引率のみのチューターをやっていたので、かれこれ10回目
とかですかね!?(@@)
さて、簡裁訴訟代理権取得のための研修ですので、本来は
簡易裁判所の事件(尋問)を傍聴すべきですが、そうそう
都合よく尋問の期日が入っているわけではなく・・・。
ちなみに尋問は、双方が主張する事実が食い違っているものの
はっきりとした証拠(書類)がないために原告・被告あるいは
証人から聞き取りをおこなって、裁判官が判断するために
おこないます。
もちろんそれで全てがはっきりするわけではありませんが
裁判官の心証形成に影響を及ぼすこともあります。
ただ、簡裁は140万円までの事件であり、消費者金融や
カード会社などの貸金請求が大半なので、尋問までいく
ことは多くはなく。。。
簡裁の事件で尋問が多いのは交通事故ですかね。
細かい部分での食い違いが多いうえに紙の証拠はわずか
でしょうからね。
今日も1件ありました。
しかし4つある班が全員その法廷に入るわけにはいかないので
私の班は地裁へ。
私が担当する班はもう何年も地裁ばっかりです。
受講生さんたちに傍聴する事件を選んでもらいましたが
損害賠償で、被告が外国人の方でした。
しかも日本語が話せないため、通訳の方がいました。
これはさすがに初めて見ました。
単に通訳するだけでなく、きつめに聞いているときなどの
代理人のテンションも伝えないといけないのかな?と思うので
大変ですよね。
13時半に始まり、被告の主尋問、反対尋問、裁判官の補充尋問
原告の主尋問、反対尋問、補充尋問とおこなわれ、原告側の
証人の主尋問の途中で15時50分になったので、研修としては
タイムアップ。
退席して受講生さんたちに記録用紙を書いてもらいました。
民事事件とはいえ、けっこうシビアな話で、生々しい場面も
あったので、皆さん気が抜けなかったと思います。
しかし、このあとさらに反対尋問と被告側の証人の主尋問
反対尋問があるので、あと1時間半くらいはやるのかなと。
大変ですね・・・。
次回は簡裁で傍聴できればよいのですが、それはそれで
皆さん、すごいギャップを感じるかもしれません^^;