今日は消費者被害対策実務研究会でドロップシッピングの
被害救済について勉強しました。
ドロップシッピングというのは、インターネット上のショップの
オーナーになり、商品が売れた分だけ収入が得られると
いうものです。
商品の仕入や管理は運営業者がおこなうため、在庫をもつ
必要がないというのが売りのようですね。
が、しかし・・・
実際にはほとんど売れず、ドロップシッピングの契約に際して
運営業者に払った申込み金さえも回収できず、損をしてしまう
というのが実情のようです。
(もちろん、ちゃんと儲けが出ているものもあるでしょうし
ドロップシッピング自体が違法というわけではありません)
なかなか被害の救済は難しいようですが、昨年大阪地裁で
画期的な判決がでており、それについても検証しました。
さて、この勉強会も発足から約1年が経過したということで
そろそろ次のステップに進もうという話になりました。
実際に悪質商法被害の相談を受けて、被害救済の実戦を
おこなおうというものです。
しかし、問題は費用面です。
例えば50万円の被害が出ている場合にお金を取り返してくれ
という依頼を受けて訴訟を提起する場合、実際にお金が
返ってくるかどうかに関わらず、5〜10万円が依頼料として
かかってしまいます。。。
また返ってきたとして、さらに成功報酬が必要になります。
まったく返ってこなかった場合は被害のうえにさらに費用が
上乗せになってしまうわけで・・・。
かといって、ボランティアでやっているわけではないので
無料で引き受けるわけにもいきません。
そこで、とりあえずは自分たちにとっても勉強の一環だし
悪徳業者をのさばらすわけにはいかないという理念も
あるので、着手金を極力おさえて、かつ各自の負担が
軽減されるよう、2〜3人でチームをつくって受けてみよう
ということになりました。
どこから案件をもってくるかという課題はありますが
さて、どうなりますかね!?