平成28年6月3日 不在者財産管理人
今日は不在者財産管理人の研修を受けました。
不在者財産管理人とは、生きていてどこかにいると思われるけど
容易には帰ってくる見込みがない人の財産について管理する人を
裁判所が選ぶという制度です。
例えば遺産分割の話し合いは相続人全員でしないといけないので
相続人が5人いて、そのうちの1人が行方不明の場合、その人を
無視してあとの4人でするというわけにはいきません。
かといって、見つからないからずっと相続ができないというのも
困ります。。。
そこで、いなくなっている人について裁判所で財産管理人を
選任してもらって、代わりに話し合いをするといったものです。
ところで、今日の講師は熊本の方で、かなりパワフルでした。
ちょいちょい冗談も交えた面白い講義で、また、勇気と夢を
与えてもらった感じでした。
地震でまだまだ大変な中、東京まで来ていただき感謝です。
不在者財産管理人は東京では、弁護士が選任され、司法書士が
選任されるケースは少ないと思われます。
ただ、昔はまさに成年後見人がそうだったわけで、知識を身に
付けて、実績を重ねていけば、流れは変わると思います。
まずは1回やってみたいところですね。
今回の研修は2回開催で、来週の土曜日は相続財産管理人の
実務です。