食後はレンタカーを借りて、拠点である宮古市司法書士
相談センターに向かいました。
車窓から見る限りでは、少なくとも駅の周りは震災の面影は
ない感じです。
宮古は今回が初めてなので、3年前がどうだったのかは
わかりませんが・・・。
センターで各種の準備を済ませたあと、ひとりだけ相談員
として待機し、私を含むあとの3人は仮設住宅の巡回相談に
向かいました。
巡回する仮設住宅については岩手県司法書士会の方から
一覧表をもらって、指示を受けているのですが、中には見つけ
にくかったり、近くに見えていても車での敷地への入り口が
わかりにくいところもあり、少々苦戦します。
仮設住宅では、1軒ずつまわって声をかけ、チラシを配って
いきましたが、それなりに空室も目立ち、また今日は天気が
いいので外出されている方も多かったように思います。
明らかに在宅しているのに出てきてもらえない方もいます。
面倒だったり、怪しかったりと理由は色々あるでしょう。
病気や高齢者の方で出たくても出れないとかゆうのだと
まずいのですが、さすがに勝手に中に入るわけには
いかないので、そこはなんとも・・・。
出てきてくださる方々も、いきなり何か相談(聞きたいこと)は
ありますか?と言われてもパッとは出てこないでしょうし
あるとしても、どこの誰だかもわからない初めて会った人に
話すのは抵抗があるでしょう。
宮古エリアは、まだ巡回相談が定着してるとはいえないので
とにかく地道に続けて知ってもらうしかないですね。
今日は宮古市の仮設は1箇所だけで、その後は山田町に
向かいました。
私自身が受けた具体的な相談はお二人だけでしたが
いや〜別にないねとおっしゃる方々も、もっと信頼を得て
じっくりと話を聞けば、何かしら悩みはあるんじゃないかな
とは思います。
さっきも書いたように地道に続けるしかないですね。
とはいえ、もちろん1日も早く仮設住宅がなくなるのが
一番いいのですが。
巡回の途中に建設中の災害公営住宅も見かけましたが
避難者の全員が希望どおり入れるわけではありません。
家賃の問題や保証人の問題などハードルもあります。
悩ましいですね。。。
相談というわけでもないのですが、お話を伺った、災害公営
住宅への入居を考えているというご老人の言葉が印象的でした。
「まずは住む場所が決まらないとその先のことは考えられない。
だから早く入りたいけど、でも、どんなに小さくても元の自分の
家がいいねぇ・・・」と。
明日も巡回を続けます。