平成31年3月11日 あれから8年
東日本大震災から8年。
震災が発生した14時46分に地下鉄に乗っていたのですが
一時停止をして大規模災害を想定した確認がされていました。
8年が経ち復興が進む中、まだ仮設住宅での生活を余儀なく
されている方々や放射能汚染により家に帰ることができない
方々がたくさんいます。
また、街としての復興は進んでいるとしても心の方は・・・。
あの日から時が止まっているという方もいるでしょう。
Yahooのニュースで 「愛する誰かのために生きてえ
プリキュアが大好きだった娘はいまもそばに」 という記事を
見ました。
お父さん、お母さんと奥さん、娘さん(当時7歳)の5人で暮らして
いたその方は、あの日、消防団として避難誘導をしていたので
家族といっしょにいられませんでした。
そして1週間後に車の中から家族4人の遺体が発見されました・・・。
皆を抱き締めて泣いたそうです。
震災から100日が経ち、仮設住宅に移るのと同時に家業だった
電器店を仮設店舗で再開させました。
娘さんが残してくれたキティちゃんのリュックサックを背負って
仮設住宅とお店を往復したそうです。
とにかく働いてないと不安だったようです。
でも、何のために働くのかと・・・。
愛する人のために働きてえ・・・。
亡くなった家族のことを思わない日はなかったそうです。
この記事を読んでいると思わず涙が出ました。
震災から4年半後に亡きお母さんの縁で出会った方と再婚され
お子さんも生まれたそうで、今は新しい家族のために頑張って
暮らしているけど、毎日仏壇で手をあわせるそうです。
娘さんは今もそばにいると。
今現在がどうだからとかいう単純な思考で感想を述べることは
しません。
しかし、その悲しみは想像がつきません。
人間は前を向いて進むしかないのでしょうが、私が同じ立場に
なったときにそのように強く生きられるかというと、正直その
自信はないですね。
いつまでも現実を受け入れられず、ずっと後ろを向いてそうです。
でもそれが人間なのかなとも思いますが。
矛盾したことを書きますが、いつか皆さんの悲しみが癒える日が
くるといいなと思います。