今日は今度新しく始まる定款認証制度の研修がありました。
定款というのは会社等の法人の目的や組織、活動などについて
規定したものです。
テーマ的に大勢の会員の参加が見込まれたたため、会場は
いつもの日司連ホール(キャパ180人)ではなく、ベルサール
神田でした。
実際約330人の申し込みがありました。
ところで、今回の研修は珍しく執行部対応のため、総務部が
担当であり、部の役員が総出で受付や司会、後片付けなどの
運営をおこないました。
講師は東京公証人会の会長さんです。
定款認証は公証役場で公証人にやってもらいますからね。
今回、公証人法施行規則が改正され、新たな定款認証制度が
始まるのですが、その内容を大雑把に言うと、新規に設立する
会社の実質的支配者になる人が、暴力団員や国際テロリストか
どうかを申請の際に申告するというものです(@@)
定款認証の申請は、おもに司法書士か行政書士が代理で
おこなっていますが、その前提として、依頼者さん(発起人)に
暴力団員かどうかを確認するわけですね。
マネーロンダリングやテロ資金の供与を抑止するための
FATF(ファトフ)という機関からの要請のようです。
趣旨はわかるのですが、そんなことを聞くのはちょっと抵抗が
ありますよね。。。
いかに制度(決まりごと)とはいえ、人によっては、そんなふうに
疑っているのか!?と怒られそうです(-_-;)
出席率もかなり高めでしたが、皆の関心も高いようで、質疑の
時間に次から次へと手が挙がっていました。
こんなことは滅多にないかと。
予定時間をオーバーしていたので、最後は打ち切りに。
未知な部分もあり、実際に今月末の運用が始まってどうなるか
ですね。
研修のあとは懇親会がありましたが、講師の他にも副会長さん
お二人にも参加いただきました。
私の隣は副会長さんでしたが、前職は裁判官で、しかも専門は
刑事だったとのこと。
キャリア40年です(@@)
公証人は検事出身の方が多い印象なので、珍しいですね。
穏やかな雰囲気の方でしたが、今まで幾度となく厳しい局面で
悩みに悩んで判断をされてきたはずです。
裁判官の中でも特に大変であろう刑事を選ばれたのことが
単純にすごいと思いましたが、それだけやり甲斐もあったと
おっしゃっていました。
もし民事をやっていたらとか、裁判官ではなく弁護士をやって
いたらとか思わなくもないが、刑事をやってよかったそうです。
また、今やっている公証人も違ったやり甲斐があると。
興味深かったですね。
珍しく日本酒を飲んだのでかなり酔いました。
ちょっと口が過ぎたなと思う発言もあり、やや反省です(><)