平成30年10月17日 生命保険
今日は第5回の新宿支部セミナーがありました。
ここ数年新宿支部では、王道のテーマもやりつつ、変わり種の
セミナーをちょいちょいやっていますが、今回は生命保険会社の
方を呼んで「知っておきたい相続における生命保険の取り扱い」を
テーマに講義してもらいました。
どこの会社かは書かないでおきましょうね^^;
保険って、身近な存在でありながらイマイチよくわかってない
ことが多いですよね。。。
司法書士を対象にした研修なので、保険商品のあれこれや
どれがいいとか、金融資産、節税対策としてといった内容では
ありませんが、相続時に保険(金)の扱いがどうなるのかを
事例ごとに判例で解説いただき、すごくためになりました。
会の相談員としての相談やお客さんからの相続相談で
保険はどうなるのか(典型例としては、遺産分割協議の対象に
なるのか?や、相続放棄をした場合にはもらえなくなるのか?
といったもの)というのはよく出る話なので、最低限の知識は
もっていますが、判例がどういう解釈や法的構成のもとに
判示しているのかをあらためて認識することができ有意義でした。
講師の方の説明もすごく分かりやすくて、凄いなと思いましたが
懇親会で聞いたところ、年間150回もセミナーをやっている
とのことで納得。
保険といえば、人の弱味につけこんでとか、実際にはほとんどの
人が損をするとか、しつこく営業されて鬱陶しい・・・などという
イメージが少なからずあるわけですが、今日の講義で強く主張
されていた「保険は本当に必要な方にお金が支払われるために
あるのが本来の姿」「一部の相続人が片寄った形で恩恵を
受けるために利用されるのはあるべき姿ではない」というくだりが
すごく新鮮でした。