今日は先日亡くなった会社員時代の先輩の告別式でした。
妻もいっしょに参加したため息子は託児所へ。
会場に着くと会社を辞めて以来約10年ぶりに見る人も
ちらほら。
私を含め、既に会社を辞めて転職等している人も10人くらい
参列していました。
遺影にはテニスから帰ってきたときの笑顔の写真が
使われていました。
式に参加してもなお夢の中にいるようで実感がわかず
お焼香をするときも涙は出ませんでしたが、友人による
お別れの挨拶、お父様の挨拶を聞いて一気に現実感を帯び
涙が出てきました。
お父様は、私の約半分と短かったけど、息子は一生懸命生きて
充実した人生だったと思うとおっしゃっていましたが、さぞかし
無念だろうと思います。
子供の頃から足は早かったけど人生も駆け足でいってしまった
という言葉にその思いがにじみ出ているように感じました。
式のあとは別の部屋に移動して、お食事会がありました。
お父様からの、息子は飲んで食べて賑やかなのが好きだったので
みなさんで楽しくやってくださいとの言葉もあり、悲しい中にも
先輩にまつわる懐かしい話で盛り上がりました。
このように久々の面々が多数集結できたのが、先輩の死による
ものというのがなんとも複雑です。
お父様は各テーブルを回ってあらためて挨拶するとともに
息子について聞いたり逆に最近の様子を話してくれたりしました。
考えるべきではありませんが、お父様はこのような形ではなく
披露宴の場でテーブルをまわりたかっただろうなぁと考えずには
いられませんでした。。。
お食事会のあと二次会にも参加しました。
地元の友達がメインの集まりでしたが、そこに会社の同僚だった
我々が混ぜてもらう形で。
会社での様子、学生時代の様子というお互いに知らない部分の
思い出話を披露しあいましたが、また涙が出てきました。
端から見れば楽しく飲んでいるように見えるでしょうが、皆、
心のどこかにポッカリ穴が開いたような感覚だと思います。
託児所が面倒をみてくれる時間は限られているので、途中で
やむを得ず妻が迎えに行くことにしましたが、私は残って
さらに三次会にも参加しました。
さすがに8時間飲みっぱなしは少々堪えましたが、先輩との
お別れを惜しむような気持ちで話は尽きませんでした。
何度も何度も言うようにまだ全然信じられませんが、現実を
受け止めて、先輩の分も一生懸命生きるしかありません。
人生辛いことや面白くないこともたくさんありますが、先輩は
もうそれすら味わうことができないのだから・・・。