今日は、さいたまスーパーアリーナに避難されている方々の
法律相談・生活相談に行ってきました。
なお、今から書くことはあくまでも私が個人的に感じたことなので
必ずしも事実とは合致していない部分もあるかと思います。
まず、さいたまスーパーアリーナは大きくて綺麗な施設なので
避難場所としての環境は良い方なのかなと思います。
建物の内部は比較的暖かく、トイレも簡易トイレではなく
もともと施設内にあるものなので綺麗です。
食料その他の物資も豊富にあるように思えました。
これはニュース等で見る「避難場所における格差」ではなく
被災地から離れていることと、物資の運搬ルートに何の弊害も
ないことによる結果だと思います。
ボランティアの方々も本当にたくさん来られていて、お風呂の
サービスやマッサージ、散髪等少しでも快適に過ごせるように
いろいろと対応されているようでした。
ただ、みなさんが生活されているスペースは段ボールでそれなりに
仕切られてはいるものの、歩いていると上からは丸見えです…。
この点は他の避難場所とあまり変わらないのかなと思います。
(仕切りがあるだけまだよい方なのでしょうか?)
また、自宅から遠く離れた見知らぬ地で、これからどうなるのかを
考えると不安になる気持ちは他の避難所にいる方々と変わらない
のだと思います。
さて、肝心な支援活動の方ですが、法律家の相談員はそこそこ
人数がいたので、私ともうひとりの東京の司法書士はアリーナの
出入口で無料相談をやっていることのアナウンスや各種情報が
記載されたチラシ配りを主に担当しました。
相談ブースでも少しだけ相談を受けましたが、一番多いのは
キャッシュカードがない場合の預金の引き出しや口座の差し止め
今後住む場所の問題等生活面での相談でした。
いわゆる法律相談はもう少し先になって出てくるのかなと思います。
さいたまスーパーアリーナの避難場所としての開放は今月末で
終了するので、私にとっては今日が最初で最後のアリーナでの
支援活動になりましたが、みなさんには1日も早く平穏な生活を
取り戻していただきたいと思います。