上の子は昨日今日と卓球の大会でした。
昨日がシングルス、今日がダブルスで、今日はそこそこ勝ち上がったみたいです!
卓球部といえば、妻が卓球部の同級生のお母さんから借りた本があり、私にも読んでみてと。
25年くらい前の卓球部の先輩と、その家族に関する実話です。
先生なども全て実名で書かれているので、今の顧問の先生も出てきます!
昨日と今日の大会の話も出てきますが、当時はかなり強くて優勝したこともあるみたいですね(@@)
また、東京都の私立校の大会で準優勝したこともあって、今とは全然違うなと(^_^;)
部活も今は週に3回ですが、当時は毎日あったようですしね。
ただ、、、
この本の内容は、卓球部の輝かしい栄光の話ではなく、、、
主人公(当時高校2年生で卓球部のエースだったK君)とその家族の話ですが、K君に悪性腫瘍が見つかり・・・。
その凄まじい闘病生活と、家族、卓球部の仲間や先生、学校の担任団の先生方との絆について書かれています。
最後は亡くなってしまうとわかっていて読むので、なかなかに辛いです。。。
高校生の子がそこまで頑張れるのかと。。。
かなり端折って書くと、、、
病気が判明してからは卒業式まで一度も学校には行けていないのですが、大変な治療にも一切弱音をはくことなく、変わらぬ明るさで。
実際には想像を絶する苦しさ・不安・恐怖などがあったはずです・・・。
そして、周りの人たちのサポートと何より本人の強い信念と不断の努力により、難関私立大学(うち1つは医学部)と、最後には東京大学にも合格します。
体調が芳しくない中、病院という環境での受験勉強に加え、試験日当日もかなり厳しい状況で受験しているんですけどね。
それこそ無事に最後まで受けられるのかという状態で・・・。
実話だからこそ、私がここでどれだけ説明しても伝えきれないし、凄い凄いと書けば書くほど陳腐になるので、これ以上は書きませんが、最後は涙なしには読めませんでした。
神様は、乗り越えられる(耐えられる)人にしか試練を与えないと言いますが、自分(我が家)が同じことができるか?というと、情けない話ですが無理じゃないかなと・・・。
妻は「神様はいないね・・・」と言っていました。。。
まだ息子は読んでないみたいで、土曜日に返さないといけないため、妻がそれまでに読むようにと言っていましたが、何を感じますかね?
脳への転移や、医師からのもうこれ以上は治療ができないとの告知、病床での最後など、父が亡くなったときのことと重なって、いろいろ思い出しました。
親を看取るのも辛いですが、我が子を看取らないといけないなんて、これ以上悲しいことがあるでしょうか・・・。
なんでこの子が・・・と言ってしまうと、じゃあ誰ならいいの?となってしまいますが、少なくとも未来ある若者がなんで・・・とは思ってしまいます。
なかなか普段はそう思えませんが、1日1日を大切に生きないといけないですね。