今日は月に1回新宿支部の司法書士を中心に有志でおこなっている
成年後見の勉強会でした。
この勉強会が発足して約1年(私が参加するようになってからは10ヶ月)
たちますが、今まではそれぞれが抱えている悩みや疑問を出し合って
ああでもない、こうでもないと議論するスタイルでした。
しかし、昨日は初めて外部講師を招いての勉強会となりました。
しかもテーマは「被後見人の葬儀を行う場合の備え」という
珍しいものです。
成年後見人の仕事は、基本的には被後見人さんと一生のお付き合いに
なりますので、「死」というものをいつかはむかえることになります。
が・・・
その瞬間に後見人としての代理権がなくなるので、法律上は、
葬儀の手配や火葬、納骨等をすることはできません。
とはいえ、ご家族がいなかったり、いても疎遠(あるいは不仲)で
あったりと後見人が死後の事務(実務上こう呼んでいます)に
携わらないといけないケースは多々あります。
死後の事務について今まで受けた研修は、司法書士による講義
でしたが、昨日の勉強会は葬儀屋の社長さんを招いての
「リアルな話」となり、非常に興味深いものでした。
菩提寺や檀家のこと、遺体の各種のケア、火葬のこと、遺品の整理
などなど実体験に基づくお話は大変貴重でした。
今度は是非もっとたくさんの司法書士の前で講義を!と思いますが
社長さんは思いのほかシャイなようで^^;
少しずつ説得するしかないですね。