司法書士会の電話相談を毎週ある曜日の同じ時間帯に担当していたのですが、その役割を今週で終えました。
実に9年間担当していました。
相談は3時間ですが、毎週なのでけっこう大変でしたね。
日当が出るので、ある種の安定収入ではありますが、○曜日には予定を入れられないという拘束は、苦労することもありました。
相談中は転送で携帯にかかってきても出られませんしね。。。
ひっきりなしにかかってくるので、相談票を書く間もない・・・なんてことはしょっちゅうですが、さらには昨年度まで2人体制だったのが、今年度から1人体制になり受ける件数が増えました。
1日平均8件だとしても1か月で32件、1年間で384件、9年間で3,456件です。
「人」ではなく「件」と書いたのは、たまにリピーターの方がいるので。。。
同じ人(だと強く推認される)で相談内容も毎回同じという人もいれば、同じ人なのに毎回内容が違うという人もいました。
ところで、電話相談の一番大変なところは、出てみないと何を聞かれるかわからないことです。
相続関係全般に不動産登記、会社の登記に法人登記、多重債務にお金の貸し借り、訴えられた人、訴えたい人、原状回復や騒音などの賃貸トラブル、隣地との境界のこと、労働問題や消費者問題などの身近なトラブル、成年後見に信託などなど。
離婚や刑事事件のことを聞かれることもあります。
わかる範囲での回答になりますが、相続絡みだと税金のことも。
とにかく何でもありなので、何を聞かれるかわかりません。
苦手な分野や内容だと、げっ・・・となります。
ネットが使えるので、わからないことやうろ覚えのことは検索できますが、たまに調べてもわからないこともあって(-_-;)
時間にも限りがありますしね。
適当なことを言うのはまずいので、正直にわらないと言うのですが、時にはそれが不服な方もいます。。。
9年間もやっているとさすがに慣れましたが、それでも相談担当の曜日を迎えると、少なからずプレッシャーを感じていました。
それが来週からはないと思うと、めちゃくちゃ気が楽ですね!
寂しい部分もありますが。。。
プチ定年を迎える感じ?
一点懸念があるのは、、、
知識の幅が随分狭くなりそうですね・・・。
詳しくは知らなかったことを知る機会になった事例は山ほどあります。
また、法改正が絡む部分はよく聞かれるので、この電話相談のために頑張って覚えていたというのはありますよね。
聞かれようが聞かれまいが、実務家としては常に知識を習得しておかないといけないわけですが、実際には差し迫ったものがないとなかなか。。。
気をつけるつもりですが、今後の劣化は否めないと思います(-_-;)
ともあれ、一区切りです!
また別の機会に書きますが、今年は他にもいろいろな会の役割(会務)を引退することになりそうなので、理事を退任したとき以来の司法書士人生における転換期になりそうです。