今日は不動産売買の決済でした。
立ち会いというやつですね。
私はこの仕事が、普通の司法書士(?)と比べると極めて少ないので、ちょっとしたことでも未経験のイレギュラーな出来事になりがちです。。。
今回もそれがあり、マンションの専有部分と敷地(権)以外に、共用部分として集会所の持分が売買契約の対象になっていました。
これが多数の居住者の方の共有になっていて。
そのこと自体は問題ないのですが、その中の誰かが登記中で・・・。
登記の申請がされると対象の不動産や会社の登記簿はロックされて、登記事項証明書(登記簿謄本)や登記情報が取れなくなります。
登記の内容が変わる手続きをしている最中に、変わる前の情報(証明書)が世に出回るのはまずいですからね・・・。
困るのは、、、
司法書士は、まずは登記情報をとって今の登記簿の状態を確認したうえで必要書類を作ります。
そして、最終的に登記の申請前も変わっていないことをもう一度確認します。
今回は、ご依頼を受けた時点で既に登記情報が取れない(登記簿が見れない)状況でした(><)
実際には直前に確認しないからといって、差押が入ったり、他の人に移転していたり、抵当権がつけられていたりなんてことは99%ないんですけどね。
そんなことがあったら売主さんは損害賠償ものですからね(-_-;)
ただ、もしも万が一のことがあった場合、それを確認せずに決済を進めてしまうと責任問題です。。。
今回の売主さんは、もともとは共有だったのが、先月、持ち分を取得して単独所有になっている「らしい」ので、その確認は必須です。
これについては、仲介の不動産屋さん経由で、登記完了証をもらっていたので、登記簿は見れていなくても間違いはなさそうです。
そんなわけで、どうかな~と思いつつも、やるべきことはやるべく、昨日、管轄の法務局に相談したところ、直接来てくれれば登記中でも対象の部分だけの登記事項証明書を発行してくれるとのこと。
一部事項証明書というやつですかね。
そこで、決済の場所自体が家から1時間50分もかかるので、時間的には微妙でしたが、途中寄ることに。
千葉地方法務局の船橋支局で、実は私が初めて行った法務局なんですよね~!
平成17年に合格したあと、仲良くなった同期の人が千葉の事務所で働いていて、司法書士の仕事と事務所の雰囲気がどんな感じなのかを見学させてくれると。
で、今から実際に申請するからということで、連れて行ってもらいました。
その時は車で、今日は歩きでしたが、到着するとなんとな~くの記憶が。
昨日、相談した方が「あ~、はいはい」と出てきて受け付けてくれたのでスムーズでしたが、登記官の許可がいるので時間がかかりますよと言われました。
まあ、1時間近く余裕をみているので大丈夫かなと。
しかし、、、
30分経っても呼ばれません・・・。
何がまずいかって、ここの法務局の最寄り駅は京成線の海神なのですが、電車の本数が少ないんですよね。。。
これに乗らないとまずいという電車まであと10分になり、かなり焦っていると、やっと呼ばれました!
登記事項証明書を確認すると、、、
もちろん問題なし!
ダッシュで駅に戻りました。
無事に時間前に決済場所に着いて、その後はスムーズ。
終わったあとは、事務所に戻ってオンラインで申請しました。