今日は特別研修の法廷傍聴の1回目でしたが、簡易裁判所の尋問は1件しかなかったため、4つのグループのうち3グループは地裁へ移動。
もともと簡裁の事件で尋問までいくものは少ないうえに、たくさんのグループが連日傍聴するので、そうそう当たることはなく・・・。
じゃんけんの結果、私が引率するグループは地裁に行くことになりました。
本音を言うと、地裁の事件の方が見応えがありますが、特別研修の趣旨からすると簡裁の事件を見るべきで。。。
とはいえ、ないものは仕方がありませんからね(^_^;)
今日、私が引率したグループが選んだ事件は損害賠償請求事件。
ロビーに検索システムがありますが、事件名を見ても内容まではわからず、実際に傍聴してみてからになります。
損害賠償請求事件はまさにそうで、不倫による慰謝料請求なんかもその類型ですからね。
過去には、損害賠償を選んだところ、2回とも不倫による・・・だったというグループもありました。
で、今回は、、、
原告、被告ともに個人だったので、私の中ではもしかして・・・という予感がありました。
かたや、今まで何度か傍聴した不倫による慰謝料請求事件は、全て原告被告ともに女性だったのが、今日の事件は双方ともに男性であり、これは違うのかなと。
相手を殴ったとか、モノを壊したとかいう内容なのかなとも。
事件番号などを記録してもらい法廷に入りました。
そして、裁判が始まると、、、
不倫による慰謝料請求事件でした。
もちろん当事者さんにとっては切実な問題なのですけどね。
かつ、見るべき(聞くべき)は「事件の内容」ではなく、双方の代理人の言動や裁判官の言動ですからね。
当事者(原告・被告)尋問だけでなく証人尋問があるのはいいなと思いましたが、残念ながら証人は不出頭でした・・・。
どういう立場の人が証人だったかは想像がつくかと思います。
その関係で、だいぶ早く終わってしまったので、他の法廷に移動しました。
この研修は時間の管理が厳格であり、100時間の受講を充たすためには、早く終わったからと行って帰るわけにはいきません。
さすがに2件目の傍聴は少しだけで全貌まではわかりませんでしたが、見れたこと自体はよかったのではないかと。
受講生さんたちに記録用紙を書いてもらいながら傍聴した事件の解説をして、16時になったところで解散しました。