今朝、少しだけ釜石港のあたりを走りました。
旅先で走ることは恒例になりつつありますが、今回はもうひとつ
目的がありました。
海岸の近くの様子を自分の目で見ておきたいと思い。
震災(津波)から2年近くが経っているので、当時の状況とは
違うのでしょうが、それでも、ここには家があったんだろうなと
思わせる更地がいくつもあり、残っている建物も1階部分が
めちゃくちゃになっていたり、2階の窓まで破壊されていたりと
津波の生々しい爪痕が充分に垣間見えて、複雑な思いでした。
朝ご飯を食べたあとは今日も2箇所の仮設住宅で相談会を
おこないましたが、あわせて今後相談会や巡回相談を行うべく
点在している仮設住宅の場所や様子を確認するために
ひとつひとつまわりました。
同じ仮設住宅でも10戸くらいのものもあれば100戸を超える
ものもあります。
また、そこそこ街中に建てられているものもあれば、何もない
辺鄙な場所に建てられているものもあります。
皆同じ場所とはいかないので仕方ないですが、不公平感は
否めません・・・。
さて、今日も3人ほど相談がありましたが、どうにもならない
二重ローンの問題や家は流されて土地だけ残っているものの
自治体の買い取りの対象ではないので身動きのとりようが
ないなどの相談で、効果的な解決策がなく、心苦しい回答と
なりました・・・。
一刻も早い国レベルの対応が待たれるところです。
15時過ぎには相談会を終了し、帰路に着きました。
帰りの釜石線は行きとは違って各駅停車なので新花巻まで
2時間近くかかります。
電車は1両で札幌から相談にきていた司法書士の方々と
いっしょになりました。
昨日居酒屋でも偶然会ったのですが^^;
私自身、今回、やっと被災地の相談に行くことができましたが
せっかく東京から長時間かけて行ってもこの程度しかチカラに
なれないのかという不甲斐なさを感じつつ、しかしながら
これを長期に渡って根気強く続けるしかないんだろうなという
思いが交錯しました。