今日は消費者行政のシンポジウムに参加しました。
平たく言うと、消費生活センターなどの相談員さんたちによる
現状報告や今後の展望などです。
今日の報告で一番悩ましいなと思ったのは、相談員さんたちの
雇い止めの問題です。
そもそも全国の相談センターには、充分な数の相談員さんが
いるわけではないのに(差はありますが)、予算削減により
人数を減らす方向とのことで・・・。
しかもせっかく数多くの悪質商法事案の相談に対応して
経験を積んだベテランの相談員さんが、5年経ったからといって
更新されないというような現実があるらしく。
もったいないですよね(><)
本当に無駄は部分は排除していかないといけませんが
消費生活センターの相談員さんは、市民が消費者被害に
あったときの最も身近な存在であり、実際ほとんどの司法書士や
弁護士よりも知識・経験ともに豊富です。
この方たちを予算の問題で減らしてしまうのは、世にはびこる
数々の悪質商法業者を後押しするようなもの・・・。
悪質商法は多様化・複雑化する一方であり、景気が低迷すれば
するほど件数は増えていきます。
それに対応して、むしろ相談センターや相談員さんの数を
増やさなければいけないくらいです。