今日は成年後見の勉強会でした。
原則毎月1回の開催ですが、ここのところ、他の士業や他の
団体の方、社会福祉協議会の方などを招いての情報交換会が
続いていたので、司法書士のみでの集まりは久々でした。
基本的なスタンスとしては、自分がおこなっている成年後見
業務において抱えている悩みや問題点、疑問点を出しあって
あれこれ議論したり、経験のある人から対処方法を教えて
もらったりというやり方です。
今日も色々と悩ましい問題が提起され、話し合われました。
例えば、被後見人が亡くなったあとに相続人から財産管理を
依頼された場合、司法書士はやれるのか?(前提として
成年後見人自体は死亡と同時に代理権が消滅するので
権限はありません。)
同じく被後見人が亡くなったあとに、相続人同士がもめている
場合に預かっている財産の引渡しはどうするべきか?
司法書士が遺言執行者になれる根拠はなんなのか?
公正証書遺言作成時の証人になるのは司法書士の業務
範囲といえるのか?
などなど。
昨日の消費者被害実務研究会といっしょで、あっという間に
2時間が経過していました。
議論しても明確な答えが得られない事案が多いのが悩ましい
ですが、皆で話し合った結果をふまえて間違った方向に
いかないように気をつけることができるのは大きいです!