今日は朝の新幹線で山形の全国大会に行きました。
といっても私が何かのスポーツで大会に出場するわけではなく
司法書士がある分野について研究・議論した結果を全国の
会員に披露する場です。
今回のテーマは「縁 〜えん〜」
東日本大震災で遺児や孤児となった子供たちを中心に
様々な原因でひとりになっている子供たちの支援について
講演や寸劇、パネルディスカッションがおこなわれました。
衝撃を受けたのは、心のケアをおこなっている方の
基調講演で、生き残った人たちの中には、罪悪感を感じて
いる人たちがたくさんいると聞いたことです。
若い人たちがたくさん亡くなったというのに何故自分は
生き残っているんだろう・・・と思う高齢者の方々。
子供の兄弟姉妹のうち、ひとりあるいはふたりが亡くなり
嘆き悲しんでいる親を見て、お兄ちゃんやお姉ちゃん(弟や妹)
でなはく、自分が死んだ方がよかったんじゃないか・・・と思う
生き残った子供たち。
自分も子供も生き残ったけど、今の経済苦を考えると
私(たち)が死んだ方がこの子は手厚い保護を受けることが
できて幸せだったんじゃないだろうか・・・と思う親。
これを聞いて、なんともやりきれない気持ちになりました。
また、今回の大震災で両親とも亡くした子供たちは約230人
いるそうです。
里親やファミリーホームなど遺児や孤児を支援する制度は
あるものの、まだまだ全然充分ではないとのことであり
切実な問題です。
未来の日本を支えていくのは確実に子供たちの世代です。
みんながいっしょになって考えないといけない問題です。
自分にはすぐに何ができるわけでもなく、簡単なことでは
ありませんが、こういった問題に目を向ける契機になりました。