今日は先週から始まったクレサラ消費者問題研修の第2回で
テーマは「債務整理(任意整理・過払い訴訟)と倫理」でした。
講師も言っていましたが、最近はこの任意整理がなかなか
一筋縄ではいかないんです・・・。相談者(債務者)も返済に苦しんでいますが、昔から取り続けた
利息(払い過ぎた利息)をここ6年間で大量に返還している
消費者金融業者やクレジット会社の経営も厳しい状況です。
法律改正の影響で、以前のような高い利息もとれなくなり
(それでも充分高いのですが)、かつ、総量規制が設けられたため
貸付金額にも限度があります(以前のようにいくらでも
じゃんじゃんは貸せません)。
そのような経緯もあり、以前であれば交渉ですんなり返して
もらえた過払い金も、今では裁判をしないとなかなか満足には
回収できません。
また、債務が残る人の返済に関しても以前であれば、元金のみを
分割で返すという提案がすんなり通っていましたが、最近では
遅延損害金や将来利息(完済するまでに支払う利息)も
払わないと話し合いには応じないといった業者が増えています。
時代は刻一刻と変わっています。
以前はうまくいったやり方がいつまでも通用するとは限りません。
情報を漏れなく収集してベストを尽くすことが重要です。
とはいえ、やりづらいなぁというのが本音ではあります。。。