広島まで電車で帰るとなると阪急電車が走っている区間まで
何とか歩いていって、京都方面から日本海側に出てぐるっと
まわって姫路に向かうしかないのですが、これではいつ
広島に着くのか・・・。
もうひとり広島の友達がいたので、いっしょに帰ることに
したのですが、ふたりとも風邪で熱っぽかったので長旅には
不安がありました。
そこで、サークルの3つ上の先輩がANAの関連で伊丹空港で
働いていたので、お願いして、なんとか伊丹→高松の早朝便を
とってもらいました。
まだ薄暗い中、宝塚駅まで40分歩き、そこからバスで空港へ。
ちっちゃなプロペラ機で高松に向かいましたが、乱気流で
激しく揺れて、ある意味地震より怖かった・・・。
高松からは電車に乗って瀬戸大橋を渡り、岡山から新幹線で
広島に帰りました。
その後は、ライフラインが完全に復旧するまで広島にいました。
地震のため中止になった後期試験が代替措置で全てレポート
提出になったのですが、その情報を得るために関西に帰ることに
したのが確か3月中旬だったように思います。
その頃には新幹線で新神戸まで行けましたが、阪急電車の
神戸線はまだ復旧しておらず、バスで行けるところまで行って
そこからは歩いて帰りました。
以上、自分の中では、なかなか大変な体験でしたが、家族が
亡くなった方や仮設住宅等に避難せざるをえなかった方の
ことを考えると、たわいもないことです。
助かったこの命、大切にしないといけません。