昨日の阪神大震災の体験談の続きです。
サークルの友達で同じく独り暮らしをしていた仲間4〜5人が
我が家に集まってきました。
電車も動いてないし、ひとりでいるのは何かと不安だったことも
あるでしょう。
しかし、みんな新しいワンルームマンションに住んでいたのに
一番危険そうな我が家に集まるのもおなしな話なのですが
ぼろくて家賃は安いものの(4万5千円?)、四畳半の部屋が
3部屋もあったので6人くらいなら余裕で収納可能でした。
近くのスーパーやコンビニは若干品薄ではあるものの
営業していたし、電気はすぐに復旧したので、エアコンも使えて
なんとか生活はできました。
何日かすると自宅暮らしの友達や先輩が水や食料を運んで
くれましたしね。
とはいえ、水道とガスが使えないとこれだけ不便なものかと
痛感したのも事実です。
飲み水は確保していましたが、水が流れないのでトイレに
行けないし、風呂にも入れません。
トイレに行くときは皆おもむろに黙って外出します。
男ばっかだったので「小」の方はまあどうにでもなるとして
「大」は・・・。
そこそこの都会なのにアパートの隣には珍しくポツンと畑が
あったのと空き地もあったので、おそらく皆、暗闇に紛れて(ーー)
皆、夜になるとそそくさと外出していました。
もちろん亡くなった多くの人や家が全壊、半壊して避難している
人たちのことを思えば、トイレや風呂なんてなんのことはない
のですが、やはり普段と違う生活はこのうえなく不便です。
(つづく)