今日は全国青年司法書士協議会主催の生活保護全国一斉電話
相談会が26都道府県27箇所の会場で開催されました。
東京青年司法書士協議会もこの相談会に参加し、4回線の電話を
用意して対応しました。
例年通り午前中はポツポツとしか相談がありませんでしたが
お昼のNHKのニュースで報道されてからは、電話が鳴りっぱなし
となりました。
私は午前午後とほぼフルで参加して、5件の相談を受けました。
中には「不正受給をしている人がいる」とか「頑張っている人よりも
働いてない人の方が収入が多いのはおかしい」などの苦情電話も
ありますが、生活に困っていて今後生活保護の申請を考えて
いる人や、現在既に生活保護を受けているが、こんな場合には
打ちきりになるのか?こんなのはおかしいんじゃないのか?
といった相談が多く寄せられました。
ニュース等で報道されているように最近生活保護の受給者の
人数は過去最高値を更新しました。
東日本大震災の影響もあるとは思いますが、その他にも様々な
社会的、経済的要因があります。
予算が無尽蔵にあるわけではないので、各自治体(福祉事務所)の
対応や審査も厳しくなっているようですが、まさに生活に困っている
人が目の前にいる以上は、保護を開始する義務があります。
本当に受給の要件を満たしていない場合は別として、何の問題も
ないのにナンクセをつけて、申請すらさせないのは問題です。
今日相談された、たくさんの方で本当に生活に困ってる方々が
無事に生活保護を受給できることを願います。