今日は「消費者問題の相談現場における基礎知識」という研修を
受けました。
消費者問題には時代による変遷があり、今までに社会問題に
なったものも多々あります。
高齢者を狙った次々販売、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)
出会い系サイトによる詐欺などが代表的なものですが、日常生活に
目を向けると、トラブルの火種はそこらじゅうに潜んでいます。
しかし、法律家としてもですが、一般人の素直な感覚として
人を騙してお金を稼ぐというのは許せないですよね。
百歩譲って仕方がないケースが、ごく稀にあるとしても、初めから
騙す目的の商売は言語道断です。
ところで研修を受けて感じたのは、時代の流れとしてインターネットが
介在するトラブルが非常に多いことです。
アフィリエイトやドロップシッピング、オークションなどによるものです。
インターネット関連のトラブルで何が一番の問題かというと相手の
存在が見えない(見えにくい)ことでしょうか。
もらうものだけもらって、そのままドロン・・・。
こうなるとなかなか被害の救済をはかるのは困難です。
消費者問題の事例について細かい説明をすると膨大な量に
なるので、一言だけ。
世の中、楽して儲かるおいしい話はありません!
これに尽きるでしょう。
とはいえ、人間は弱いもので、甘〜い誘いに乗ってしまうのも
わかります。
そして、そういった消費者被害をいかに回復できるかが自分たち
司法書士が担う役割でしょう。