令和元年9月15日 MGC
来年の東京五輪のマラソン出場権2枠をかけたマラソングランド
チャンピオンシップ(MGC)が男女別で行われました。
今までは選考のための基準とされる大会(レース)はあるものの
最終的には実績なども踏まえつつということで、陸連の意向が
働きうるかたちとなっていました。
今回は極めてクリアで、MGCで2着以内に入れば文句なしの
出場権確定です。
注目はマラソンビッグ4。
日本記録保持者の大迫傑に前日本記録保持者の設楽悠太。
アジア大会で金の井上仁大に設楽の後輩の服部勇馬。
その他にもプロに転校した「新」山の神の神野大地(青学)や
「元祖」山の神の今井正人、鈴木健吾など、名だたる選手が
一堂に会して走るのだから超豪華です!
レースは宣言どおり、設楽悠太がスタート直後から単騎の
大逃げで、一時は後続を2分以上離していました。
これで逃げ切ったら驚異的ですが、やはり集団で走る強みには
勝てず、37キロで追いつかれ・・・。
想定より暑かったのも厳しかったですかね。。。
その後、ド本命の大迫、服部とのデッドヒートから終盤の三度の
スパートで抜け出して先頭でゴールしたのは、、、
中村匠吾選手でした!
凄いのはマラソンは今回がまだ4回目ということ(@@)
オリンピックまでの1年間、まだまだ伸び代がありそうなので
期待したいですね。
2位は僅差で服部選手、3位が大迫選手でした。
3位の大迫は完全な内定ではありませんが、今後の3大会
(マラソングランドチャンピオンシップファイナルチャレンジ)で
基準タイム(日本新記録)以上を出す選手がいればその選手が
いなければ大迫が出場権を獲得します。
まあ、ほぼほぼ確定ですかね。
自ら再度出陣することも可能なので戦略が注目されます。
水を差したのは、、、
瀬古利彦マラソン強化作戦プロジェクトリーダーの会見。
中村選手の三段スパートを評価しつつも、他の有力選手と
ちがって、ノンプレッシャーの中で走れたことで、たまたま
勝ちましたけどね・・・と。
思惑と違った結果だったのかもしれませんが、勝者にそれは
失礼ですよね(-_-;)
天候(気温)やその日の体調、レース展開など色々な要素で
うまくハマることはあるかもしれませんが、それも含め、今日
勝ったのは紛れもない事実です。
しかもこの凄いメンバーを相手に。
1か月後にもう一度同じメンバーで走ったら違う結果になるかも
しれないし、今日勝ったからといって、一番実力があるとは
言い切れませんが、それを言っていたらキリがないですからね。。。
中村選手には、俺が勝っちゃってよかったのか・・・とかは一切
考えずに堂々と日本代表として頑張ってもらいたいです!