17年前の今日、阪神大震災が起きました。
当時私は大学3年生で兵庫県の宝塚市に住んでいたのですが
その地域は震度6で、地震が発生した瞬間は、寝ているまま
飛び上がった(浮いた!?)ような感覚で何が起きたのか
わかりませんでした。
まだ早朝で暗く、電気もつかないので、目をこらしてみると
家の壁に穴が開いてて、外が見えるじゃないですか(@@)
また、水道管が破裂したみたいで、台所で水がシューシュー
いって出ていました。ガスも止まっていました。
地震であることはわかったのですが、直後の感想は
あ〜あ・・・くらいで、まさか大惨事になっているとは思いも
よりませんでした。
当時は携帯電話やパソコンもなく、そもそも家の電話も
全然通じなかったので状況確認のしようもありません。
しばらくすると外がガヤガヤし始めたので出てみると、
近所の人たちが集まっていました。
ひとりのおじさんが、ラジオを聞いていて
「えらいことになっとるで!阪神高速が倒れてもうてるらしいわ」
と言いました。
「そんなアホなことあるかいな(苦笑)」といって、にわかには
信じられませんでした。
その後近くの駅までいき、公衆電話で実家に電話したところ
「あんた大丈夫なん!?電話全然通じんし心配したわ。
無事でよかったけど神戸はひどいことになっとるよ・・・」と。
何時間かすると電気が復旧して、テレビが見れるように
なりましたが、映し出された映像に唖然としました・・・。
私が住んでいたのは築40年のぼろアパートですが、あとで
分かったのは、3〜5キロしか離れていない地域の同じタイプの
アパートはけっこう全壊してて死者もかなり出ていました。
私の大学のある運動部の寮も全壊して何人か亡くなりました。
それを考えると私が住んでいた場所は地盤がよかったみたいで
命を拾った感じです。
場所が少しちがっていたら、あの日で人生が終わっていた
かもしれません。
(つづく)