債務整理の方法その4 過払い金返還請求

 

−払いすぎたお金(利息)を取り戻す− 

  

利息制限法(年利15〜20%)を超える高い利息を、長い間

消費者金融(サラ金)やクレジット会社に返済している方は

既に債務ゼロ円になっている可能性があります。

信じられないという方もいらっしゃると思いますが、見た目には

50万円の債務が残っていても、利息制限法で再計算すると

実は既に完済しているといった場合があるのです。

債務がゼロ円になった後に返済したお金は、支払う義務が

なかった(払い過ぎた)お金ですので、債権者に対して

返してくれ」ということができます。

これが過払い金返還請求です。  

また、以前は借入と返済をしていたけど、自力で完済して

その後は借りていないといった、いわゆる完済業者

ある場合、ほぼ確実に過払い金が発生していますので

同じく債権者に対して返してくれ」ということができます。   

取り返した過払い金は、債務整理の手続費用や債務が残る

他社への返済、生活費などにあてることができますので

ご依頼者にとっては大切な資金となります。

   

(注意事項)

完済してから10年間が経過している場合、消滅時効が

完成していて、過払い金を取り返せない場合があります。 

  

過払い金を取り返すために、裁判をする必要がでてくる

場合があります。

  

過払い金の額が140万円を超える場合は、司法書士が

代理人として返還の交渉をすることができません。

ただし、書類作成支援による裁判手続は可能です。 

  

昨今の経済情勢により、過払い金があったとしても

相手業者によっては、満額回収できない場合があります。